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悪意の受益者の推定(契約証書・受取証書の提出有)

2010.05.26(05:31)

 佐世保簡判昭和60年9月24日(判例タイムズ577号55頁)「原告 は,甲第1号証(借入限度設定契約書)を法17条所定の契約書面として被告に交付した,と主張(再抗弁2の事実)し立証するので,これが同条所定の要件を具備する書面に該当するかどうか,まずその内容を検討するに,同書面は,被告の借入限度額を設定した被告作成名義の,原告会社に差し入れられた借入限度額設定契約書であることは,その標題,内容に照らして疑う余地のないところであって,これは包括的な被告の借入額限度を約した書面に過ぎず,個々の具体的な金銭の消費貸借契約を結んだ契約書面というを得ないものである。また,その内容をつぶさに検討しても,法の要求する(ア)貸付の金額,(イ)返済の方式,(ウ)返済期間及び返済回数等につき包括的な記載はあるが,具体的な記載が不 十分ないしは表示に欠け,法17条所定の要件を具備する契約書面には当たらな いというべきである。そうすると,法43条1項のいわゆるみなし弁済の要件を 充足しているとは認められない」
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2010年05月

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